能登地震の復興への願いを込めて――金継ぎをモチーフにした幻想的なクリスマスツリーが東京・八重洲に登場
東京ミッドタウン八重洲で開催される「MIDTOWN YAESU CHRISTMAS 2024」において、HYTEK社が手掛ける独創的なインタラクティブツリー「キンツギツギキ」が11月14日より展示される。このプロジェクトは、今年1月の能登半島地震からの復興に向けた願いを込めて企画された特別なクリスマスイベントだ。
「キンツギツギキ」は、石川県の伝統工芸である金継ぎからインスピレーションを得た作品。石川と東京の木材を組み合わせて制作されたツリーは、訪れる人々のアクションに反応し、金色の光と音楽で幻想的な演出を披露する。作品の音楽は石川県出身のアーティストKan Sano氏が手掛け、インタラクション設計は博展が担当している。
さらに、会場では金継ぎ作家のナカムラクニオ氏による作品展示やワークショップも開催。ワークショップでは輪島産の漆と金沢産の金粉を使用した本格的な金継ぎ体験を提供し、収益の一部は石川県の復興支援に充てられる。
総合演出を担当したHYTEK社CEOの満永隆哉氏は、「石川・能登エリアに光を当てながら、東京との繋がりを可視化できるものを作りたかった」とコメント。このプロジェクトを通じて、被災地への継続的な関心と支援を呼びかけている。
展示期間は2024年11月14日から12月25日まで、点灯時間は16時から23時。場所は東京ミッドタウン八重洲1階ガレリアとなっている。