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復興の象徴「気仙沼湾横断橋」が土木学会デザイン賞で最高評価!熊本・天城橋も優秀賞を獲得

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デザイン
建築・設計・景観デザイン
報道発表
気仙沼湾横断橋(宮城県気仙沼市)(プレスリリースより)

東日本大震災の復興のシンボルとして建設された気仙沼湾横断橋(宮城県気仙沼市)が、2024年度土木学会デザイン賞において最優秀賞を受賞した。同時に、熊本県の上天草市と宇城市を結ぶ天城橋も優秀賞に輝いている。両橋とも大日本ダイヤコンサルタント株式会社が設計を手掛けた作品である。

気仙沼湾横断橋は、総事業費443億円をかけて建設された大規模プロジェクトで、全長680メートルにも及ぶ斜張橋である。橋の特徴的な要素として、100メートルの高さを誇る主塔と、360メートルの中央支間長が挙げられる。本橋は既に2023年度グッドデザイン賞や土木学会田中賞など、複数の権威ある賞を受賞しており、今回の受賞でさらにその価値が認められることとなった。

一方の天城橋は、熊本県の海上に架かる全長463メートルの橋梁で、鋼PCの複合構造を採用した中路式アーチ橋である。アーチ支間350メートル、海面からの高さ42メートルという壮大なスケールを持ち、総事業費86億円をかけて2018年に完成した。本橋も土木学会田中賞を受賞するなど、その技術力とデザイン性の高さが評価されている。

土木学会デザイン賞は、2001年に創設された権威ある顕彰制度で、正式名称を「土木学会景観・デザイン委員会デザイン賞」という。今回の受賞は、両橋が機能性と美観を高次元で両立させた優れた土木構造物であることを示している。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000050196.html