「読書の栞」を日常に!オールジャンル雑誌「スピン」最新号が豪華執筆陣で登場


河出書房新社から発売される雑誌「スピン/spin」の第10号が、2024年12月16日に発売されることが発表された。オールジャンルの雑誌として注目を集める「スピン」は、今回も豪華な執筆陣と多彩な内容で読者を魅了する。
今号の表紙を飾るのは、第34回紫式部文学賞を受賞した作家・皆川博子氏の「ことば」とポール・コックス氏の絵画だ。特筆すべきは、表紙と目次に使用される紙が毎号異なる点。今回は株式会社竹尾とのコラボレーションにより、現在庫限りの「マイカレイド」と「アングルカラー」が採用されている。
内容面では、一穂ミチ、大森美香、尾崎世界観、恩田陸、堂場瞬一、中村文則、藤沢周といった豪華作家陣による連載小説が継続。加えて、芦沢央氏による将棋界を舞台にした短期集中連載「おまえレベルの話はしてない(芝)」や、田中有芽子氏のショートショート「江ノ島のクリオネ」など、新たな才能も登場する。
また、最果タヒ氏の人気連載「ときには恋への招待状」が完結を迎え、エッセイでは海猫沢めろん氏や稲葉賀恵氏が創作について語る。さらに、斉藤壮馬氏の異色エッセイ「書を買おう、街へ出よう。」や、朝宮運河氏による怪奇幻想文学の絶版本紹介など、多様な視点からの文章も楽しめる。
「スピン」は単なる文芸誌の枠を超え、紙の質感や装丁にもこだわった、まさに「読む」「見る」「触れる」の三位一体を体現した雑誌だ。年末年始の読書タイムに、新たな文学体験をもたらしてくれることだろう。
定価330円(税込)のA5判で、全176ページ。書店での年間定期購読者には特製栞のプレゼントもある。文学愛好家はもちろん、新しい読書体験を求める方にもおすすめの一冊となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000842.000012754.html