【2025年注目】国内最速の元朝能「翁」!丹波篠山で新年の幕開けを告げる伝統芸能の魅力とは
新年の幕開けを告げる伝統芸能が、兵庫県丹波篠山市で繰り広げられる。毎年1月1日の午前0時20分頃から篠山春日神社能舞台で開催される元朝能「翁(おきな)」は、国内で最も早い演能として知られている。2025年の新年を迎える際には、ぜひこの貴重な伝統芸能を体験してみてはいかがだろうか。
元朝能「翁」は、丹波篠山の新年を告げる重要な行事であり、「丹波三大能」の一つとして数えられている。この演能は、天下泰平や五穀豊穣を祈願する祝賀の舞として披露され、初詣と新年の挨拶を兼ねた丹波篠山らしい社交の場となっている。
篠山春日神社の能舞台は、その歴史的価値と卓越した音響効果で知られている。2003年に国の重要文化財に指定されたこの舞台は、1861年に篠山城主の青山下野守忠良公によって奉納された。特筆すべきは、床下に埋められた7個の丹波焼の大甕で、これにより踏む音の反響が絶妙に調整されている。全国の能舞台の中でも屈指の設備を誇り、能楽愛好家から高い評価を得ている。
丹波篠山春日神社は、地元で「おかすがさん」の愛称で親しまれ、古くから氏子の守り神として崇められてきた。近年では、元朝能「翁」の人気により、芸事関連の参拝者も増加している。境内には能舞台のほか、「黒神馬」(市指定文化財)などを展示した絵馬殿もあり、文化的な魅力に溢れている。
丹波篠山市は、京都文化の影響が色濃く残る歴史ある町である。独特の気候風土が育んだ「丹波篠山黒豆」をはじめとする農産物でも有名だ。元朝能「翁」は、この地域の豊かな文化と伝統を体現する貴重な機会となっている。
2025年の新年を、国内最速の伝統芸能で迎えてみてはいかがだろうか。丹波篠山の元朝能「翁」は、新しい年の幕開けを告げる特別な体験となるはずだ。歴史と文化が息づく丹波篠山で、日本の伝統芸能の魅力に触れる新年を過ごしてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000127657.html