高齢者の「推し活」が幸福度を高める!Jリーグ応援で生まれた感動の物語


サントリーウエルネス株式会社が推進する「Be supporters!(ビーサポーターズ)」活動が、高齢者の生活に新たな輝きをもたらしている。12月11日に開催された「人生100年時代の物語大賞」授賞式では、全国の高齢者施設から寄せられた心温まる5つの物語が表彰された。
「Be supporters!」は、普段は「支えられる」立場にある高齢者が、地元のJリーグクラブを応援することで「支える」存在になることを目指す画期的な取り組みだ。現在、全国約230施設、延べ約1万人もの高齢者がこの活動に参加している。
授賞式では、元サッカー日本代表の内田篤人氏やJリーグ執行役員の辻井隆行氏らが登壇。内田氏は「おじいちゃんが一生懸命テレビでサッカーを見るようになって、おばあちゃんが非常に喜んでいました」と、自身の経験を交えながら活動の意義を語った。
さらに、イベント後半では「人生100年時代を生きるヒント、"幸福寿命"って何だろう?」をテーマにしたパネルディスカッションが行われた。精神科医の和田秀樹氏や社会心理学者の内田由紀子氏らが、高齢者の幸福度向上について熱い議論を交わした。
サントリー生命科学研究所の調査によると、「Be supporters!」への参加が高齢者の幸福度を段階的に高めることが明らかになった。人とのつながりが生まれ、自己肯定感が高まることで、幸福感が向上するという。
この活動は、高齢者施設にも良い影響を与えている。ある施設職員は「職員自らが楽しんで参加するので、施設が明るくなった」と語り、採用面でもポジティブな効果があったという。
「Be supporters!」の取り組みは、高齢者の生活に新たな喜びと目的をもたらすだけでなく、地域社会全体を活性化させる可能性を秘めている。人生100年時代を迎える中、こうした innovative な取り組みがますます重要になってくるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000075017.html