Live2Dの頂点を競う!第11回Creative Awardsで驚きの作品が続々登場
2Dイラストに立体的なアニメーションを加える技術「Live2D」を開発する株式会社Live2Dが、年に一度の大型コンテスト「第11回 Live2D Creative Awards」の受賞作品を発表した。今回は、クリエイターの技術力と創造力の限界に挑戦する11作品が選出され、Live2D表現の新たな可能性を示した。
グランプリに輝いたのは、46cm and Vivipoohによる「白虎のレクイエム」マリスの誕生。幻想的な世界観と繊細な表現が高く評価され、「Live2D作品のフラッグシップにもなりうる」と審査員から絶賛された。
特別賞を受賞したすずたの「ChatterModel Showcase & Introduction」は、マイクだけで操作可能な新しいLive2Dの形を提案。VTuber用モデルとは一線を画す独自性が評価のポイントとなった。
映像表現作品賞に選ばれたラビットモンスターの「🧚♂️🧑🎨(絵描きと妖精)」は、ダイナミックでコミカルな動きが特徴。「Live2Dの"イラストに命が宿る感動"を体現した」と高い評価を得た。
インタラクティブ作品賞では、させぴこの「Live2D Sync」がゲーム・アプリ部門を、原田海夢の「対話型AIアニメキャラクター『こはね』」がAI・会話インターフェース部門をそれぞれ受賞。Live2Dの新たな可能性を示す作品として注目を集めた。
Live2Dモデル賞はRaesparkの「Raespark Live2D Model」が受賞。特徴的なタッチのイラストと細部にこだわった動きが高く評価された。
学生賞では、大学・専門学生の部で機歌ヰはなの「nizimaLIVEのスクリプト機能を利用したLive3D(仮)」が、高校生以下の部では12歳の小学生maruによる自作モデルが選出され、若い世代の技術力の高さを示した。
さらに、クリエイターによる投票で選ばれる「クリエイターズインスピレーション賞」には、「アズールレーン」「メメントモリ」「あんさんぶるスターズ!!」の3作品が選出された。
Live2D社は次回の「第12回 Live2D Creative Awards」を2025年6月から作品募集開始予定と発表。今後もLive2D技術の進化と、クリエイターたちの挑戦が続くことが期待される。
Live2D技術は、ゲームやアプリ、VTuber、教育など様々な分野で活用されており、今回のAwardsでもその多様性が示された。「クリエイターが描きたい通りに描き、動かしたい通りに動かす」というLive2D社の理念のもと、今後もさらなる進化が期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000024818.html