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高槻城公園芸術文化劇場、4度目の快挙!大阪都市景観建築賞で奨励賞を受賞

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デザイン
建築・設計・景観デザイン
報道発表
プレスリリースより

高槻市の新たな文化芸術の拠点として昨年3月に開館した高槻城公園芸術文化劇場(南館)が、このたび第43回大阪都市景観建築賞(愛称:大阪まちなみ賞)で奨励賞を受賞した。これにより、同劇場は各建築賞において通算4回目の入賞という快挙を達成している。

大阪都市景観建築賞は、1981年に設立された歴史ある賞で、景観上優れた大阪府内の建物やまちなみを表彰するものだ。今回は52件の応募の中から、高槻城公園芸術文化劇場が選ばれた。

同劇場は、かつて大阪三大城下町として栄えた高槻城の二の丸跡地に位置している。緑豊かな高槻城公園内にあり、エントランスは公園の散策路と一体化しているのが特徴だ。建物の外観は城下町の格子戸をイメージさせる縦格子の木材(ルーバー)で囲まれており、公園の木立に溶け込むようデザインされている。こうした景観への配慮が高く評価された。

館内にも数多くの工夫が施されている。手すりやフロアマップにも木材を使用し、ガラスの壁を多く採用することで、温もりのある明るく開放的な空間を演出している。さらに、外装から家具に至るまで全て大阪府産材を使用し、地産地消の取り組みを推進している点も注目に値する。

北大阪最大級の1500席を備えたトリシマホールは、高機能な舞台装置に加え、音響効果を高めるために壁面から天井までホール全体が木製キューブで覆われた特徴的なデザインとなっている。

高槻城公園芸術文化劇場は、これまでにも日本建築大賞での「JIA優秀建築賞2023」、日建連表彰2024における「BCS賞」、「第4回日本建築士会連合会建築作品賞大賞」を受賞しており、今回の受賞で4度目の快挙となった。

この受賞を機に、高槻城公園芸術文化劇場がさらに多くの人々に親しまれ、地域の文化芸術の発展に貢献することが期待される。歴史と現代が融合した魅力的な建築物として、今後も注目を集めていくだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000534.000118013.html