知財図鑑が主催する「知財番付2024」の受賞知財が決定した。このアワードは、世界を進化させる可能性を秘めた優れたテクノロジーを表彰し、広く社会に発信することを目的としている。

今年の選考対象となったのは、2024年に知財図鑑へ掲載された約200点の知財。専門性、応用性、創造性、将来性の4つの評価指標に基づき、厳正な審査が行われた。さらに今年は一般投票制度も導入され、より多様な視点からの評価が反映された。

各部門の受賞知財は以下の通り。

専門性部門

• 金賞：人工赤血球製剤（奈良県立医科大学）
• 銀賞：BeFree（上田蒼大、一般社団法人未踏）
• 銅賞：ウィザードシリーズ（ユシロ化学工業株式会社）

応用性部門

• 金賞：130（ワンサーティ）（株式会社MAGNARECTA）
• 銀賞：ゴム人工筋肉（株式会社ブリヂストン）
• 銅賞：SOLAMENT®（住友金属鉱山株式会社）

創造性部門

• 金賞：Taste Time Machine（明治大学宮下芳明研究室）
• 銀賞：GLASCIEL -空を閉じ込めたガラス-（AGC株式会社）
• 銅賞：MYMORI（項雅文）

将来性部門

• 金賞：SPACECOOL（SPACECOOL株式会社、大阪ガス株式会社）
• 銀賞：Seeds Paper Pavilion（株式会社竹中工務店、株式会社ダイセル）
• 銅賞：サメ肌鑷子（長崎大学永安武教授、株式会社アステム）

一般投票部門

グランプリ：シェアバッグ（株式会社comvey）

今年の知財番付では、防災技術や新素材、マテリアル系の技術が多く集まった。また、AIを活用したシステムやサービス、自動運転技術も注目を集めた。さらに、2025年の大阪・関西万博を見据えた先進的なテクノロジーも多数選出された。

受賞者には、NFTトロフィーと物理トロフィー（受注制）が贈呈される予定だ。

知財図鑑は、このアワードを通じて「世界を進化させる知財」を広く周知し、新たなビジネスや社会実装の創出を支援していく。革新的な技術やアイデアが社会に与える影響は計り知れない。今回選出された知財が、私たちの未来をどのように変えていくのか、今後の展開が楽しみだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000052909.html