日本の優れた商品・サービスを世界に発信する「OMOTENASHI Selection（おもてなしセレクション）」が、2025年度の第1期募集を1月9日から開始する。創設10周年を迎える節目の年となる2025年、国内外での販路開拓や販売力強化に向けた新たな取り組みが注目を集めている。

おもてなしセレクションは、「日本のおもてなしを世界のOMOTENASHIへ」をモットーに、2015年に創設されたアワードプログラムだ。これまでに1,685件もの「おもてなし」あふれる商品・サービスを認定し、47都道府県すべてから選ばれた逸品を国内外に発信してきた。

2025年は、国内最大級のオンライン展示会「Granstra」への参加や、タイ・ロンドンでの催事出展など、海外販路開拓に向けた新企画が目白押しだ。さらに、成田国際空港の「Little Japan by OMOTENASHI Selection」店舗を通じて、インバウンド需要の取り込みにも注力する。

応募は2月21日まで受付中。生活雑貨、インテリア、食品、宿泊施設など幅広いカテゴリーで募集している。選定プロセスは書類審査と現物審査の2段階で、6月12日に受賞発表を予定している。

受賞のメリットは、国内外への販路開拓支援や、受賞ロゴを活用したプロモーション、有識者からのフィードバックなど多岐にわたる。過去には、ニューヨークの北米最大級展示会や台湾の「CREATIVE EXPO TAIWAN」への出展機会も提供されている。

おもてなしセレクションの評価基準は、「OMOTENASHI」の心遣いはもちろん、国際通用性、利用しやすさ、共感性、価格妥当性、独自性、持続可能性など、多角的な視点で審査される。選定員には、米国や日本の流通に精通した専門家が名を連ねており、グローバル視点での評価が期待できる。

日本の中小企業や小規模事業者にとって、おもてなしセレクションは販売力強化の絶好の機会となりそうだ。全日本空輸や日本郵便などの大手企業もゴールドパートナーとして参画し、プログラムの拡大を後押ししている。

日本の「おもてなし」を世界のスタンダードに。おもてなしセレクションの挑戦は、まさに日本のソフトパワー発信の最前線と言えるだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000017308.html