公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

文豪と画家の共演!大佛次郎と山口蓬春の知られざる絆に迫る特別展が開催

タグ
アート・絵画・工芸
絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表
皇宮宮殿に収める杉戸《楓》を制作中の山口蓬春、1967年(プレスリリースより)

横浜の文学界を代表する作家・大佛次郎と、日本画壇で独自の表現を追求した画家・山口蓬春。同時代を生きたこの二人の芸術家の意外な関係性に迫る特別展「大佛次郎と山口蓬春―作家と画家、重なるまなざし」が、2025年1月21日から4月20日まで大佛次郎記念館で開催される。

本展では、山口蓬春が大佛次郎の作品に提供した挿絵や装幀、さらには大佛の代表作「天皇の世紀」の挿画30点など、二人の共同作業の成果を紹介。また、両者の人物像や創作に対する姿勢にも焦点を当て、文学と美術の垣根を越えた交流の軌跡を辿る。

展示の見どころは、皇宮宮殿に収められた杉戸《楓》を制作中の山口蓬春の姿や、「パリ燃ゆ」執筆時の大佛次郎の写真など、貴重な資料の数々。さらに、愛妻家であり愛犬家・愛猫家でもあった二人の私生活にも迫り、その多面的な魅力を浮き彫りにする。

また、本展に合わせて山口蓬春記念館でも関連展示が行われ、両館を巡るスタンプラリーも開催。完走者には先着でオリジナルポストカードがプレゼントされる。さらに、両館の学芸員による相互の出張レクチャーも予定されており、より深い理解を得られる機会となっている。

大佛次郎記念館1階ロビーでは、恒例の「大佛次郎×ねこ写真展2025」も同時開催。文学、美術、そして愛らしい猫たちが織りなす、横浜の文化の魅力を存分に味わえる貴重な機会となりそうだ。

入館料は大人200円(20人以上の団体は150円)、中学生以下は無料。横浜市在住の65歳以上は100円、障がい者手帳所持者とその付き添い1名は無料となっている。また、毎月23日の「市民の読書の日」と第2・第4土曜日は高校生が無料で入館できる。

文学と美術の融合、そして二人の芸術家の知られざる交流を垣間見ることができる本展。横浜の文化的魅力を再発見する絶好の機会となるだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001228.000014302.html