驚愕の受賞ラッシュ!DNPグループが全国カレンダー展で26作品が栄誉に輝く
大日本印刷株式会社(DNP)とそのグループ会社が、「第76回全国カレンダー展」で圧倒的な成果を収めた。上位賞9点を含む、なんと26作品もの受賞を果たしたのだ。この快挙は、DNPグループの卓越した技術力と創造性を如実に物語っている。
全国カレンダー展は、1950年に始まった歴史ある展覧会だ。印刷技術、企画力、デザイン性、機能性、実用性など、多角的な視点からカレンダー作品を評価する。DNPは長年にわたり、製版や画像処理の技術を磨き上げ、用紙選定や制作のノウハウを蓄積してきた。そして今回、その努力が実を結んだのである。
受賞作品の中でも特に注目を集めたのが、経済産業大臣賞を受賞したダイキン工業株式会社の「2025年カレンダーAIR 空気の声を聴く」だ。写真家・高砂淳二氏の作品を通じて、理想の空気を表現。臨場感溢れる写真編集とデザイン、豊かな色彩と階調を再現した印刷技術が高く評価された。
また、文部科学大臣賞を受賞したミサワホーム株式会社の「葛飾北斎の生涯と筆跡カレンダー」も見逃せない。「人生百歳の世に、北斎。」というキャッチコピーが印象的で、北斎の筆跡を主軸に、ドガ、モネ、クレーの作品を巧みに織り交ぜた編集が秀逸だ。新千円札にも採用された「神奈川沖浪裏」の魅力を存分に引き出している。
DNPは単なる印刷会社ではない。カレンダーを通じて企業のビジョンやブランドメッセージを伝える、重要なコミュニケーションツールの制作者なのだ。社内のアートディレクターが企画からデザイン、印刷ディレクションまで一貫して手がけることで、高い意匠性を実現している。
さらに、DNPは若手アーティストの支援にも力を入れている。その成果の一つが、文部科学大臣賞を受賞した道場美秋氏の「nostalgia 望響」だ。抽象的な写真作品と詩的なタイトルが織りなす世界観は、見る者の心を捉えて離さない。
今回の受賞ラッシュは、DNPグループの技術力と創造性が業界最高峰であることを証明した。しかし、彼らはここで満足することなく、さらなる高みを目指すだろう。社会貢献やSDGsの視点を取り入れた新たなコンテンツの開発、ユーザー参加型の企画など、カレンダーの可能性を広げる挑戦は続く。
受賞作品は、2025年1月27日から31日まで、東京サンケイビルで開催される展示会で公開される。カレンダーという日常的なアイテムが、いかに芸術性と実用性を兼ね備えた魅力的な存在であるか。それを体感できる貴重な機会となるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000755.000069194.html