注目の新人アーティスト、向井ひかりの個展が開催!日常の小さな発見が織りなす独創的な世界観とは
第1回BUG Art Awardでグランプリを受賞した新進気鋭のアーティスト、向井ひかりの個展「ザ・ネイムズ・オン・ザ・ビーチ」が、2025年2月19日から3月23日まで東京・丸の内のBUGで開催される。
向井は、日常生活の中で見落としがちな些細な出来事や光景を鋭い感性で捉え、独自の視点で作品化することで注目を集めている。本展では、これまで手のひらサイズが中心だった作品から一転、天井高7.2mの空間を活かした最大規模の新作に挑戦。砂やストロー、鏡といった身近な素材を用いた立体作品やドローイング、映像など、全17点が展示される予定だ。
展覧会のタイトル「ザ・ネイムズ・オン・ザ・ビーチ」には、砂粒一つ一つに名前があったという発想から、日常のささやかな出来事を拾い上げ、新たな意味を与える向井の創作姿勢が反映されている。例えば、《クリームろうそく》という作品は、幼少期の映画の一場面や、学生時代の読書体験、大学で見た鉄材など、複数の記憶が融合して生まれたという。
会期中には、美術館学芸員とのトークイベントやダンスユニットとのワークショップ、向井本人による制作体験ワークショップなど、多彩なイベントも予定されている。アートの専門家との対話を通じて、自身の制作について言語化する機会を得た向井の成長ぶりも見どころの一つだ。
BUG Art Awardは、キャリア10年以下のアーティストを対象としたアワードで、向井はその第1回グランプリ受賞者。本展は、新しい表現への挑戦やアーティストとしてのキャリア支援を目的としている。
日常に潜む美しさや不思議さを再発見させてくれる向井ひかりの世界観。アート好きはもちろん、日々の生活に新鮮な視点を求める人にとっても、刺激的な体験となりそうだ。入場無料で気軽に立ち寄れるので、東京駅周辺にお立ち寄りの際は、ぜひBUGで開催されるこの個展をチェックしてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000155.000030084.html