山梨の未来を切り拓く!次世代アーティストが集結する「YAMANASHI MEDIA ART PROJECT」が2025年3月開催
山梨県が主催する「YAMANASHI MEDIA ART PROJECT」が2025年3月に開催されることが発表された。このプロジェクトは、次世代を担うアーティストたちが山梨県内各地を舞台に、テクノロジーを駆使したアート作品を通じて未来への大胆な提案を行うという意欲的な取り組みだ。
本プロジェクトの中核を成すのが、「やまなしメディア芸術アワード(YMAA)」だ。今年で4回目を迎えるYMAAは、国内外から応募された303作品の中から厳選された10点の入選作品を展示する。これらの作品は、甲府市や北杜市の複数の会場で3月8日から30日まで公開される予定だ。最終審査を経て、最優秀賞(Y-GOLD)、優秀賞(Y-SILVER)、山梨県賞(Y-CRYSTAL)が決定する。
注目すべきは、メタバース技術を活用した企画展だ。富士河口湖町を拠点とするアーティストコレクティブ「6okken(ロッケン)」が、河口湖エリア一帯をバーチャル展示会場に変貌させる。「拡張遊歩『まだ見ぬ世界』の歩き方」と題されたこの展示では、現実世界とデジタル空間を融合させ、山梨の文化資源に新たな価値を見出す試みが行われる。
さらに、東京藝術大学大学院映像研究科と連携した「YMAAラーニング」も開催される。この教育普及事業では、メディア・テクノロジーを用いた創作表現の機会を提供し、山梨県の文化芸術における次世代の担い手育成に力を入れる。
やまなし文化立県推進アドバイザーの和田信太郎氏(東京藝術大学大学院映像研究科助教)は、プロジェクト全体を監修。和田氏は「同時代芸術のプラクティショナーとして、アートプロジェクト企画運営、プラットフォーム構築、ラーニングプログラム開発に取り組んでいます」と語り、本プロジェクトへの期待を寄せている。
「YAMANASHI MEDIA ART PROJECT」は、アートとテクノロジーの融合により、山梨の文化的魅力を新たな視点で発信する画期的な取り組みだ。地域の文化資源を活かしつつ、国際的な展開を視野に入れたこのプロジェクトは、山梨県の文化芸術シーンに新たな風を吹き込むことだろう。アート愛好家はもちろん、テクノロジーや地域文化に興味がある方々にとっても、見逃せないイベントとなりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000340.000078927.html