横浜市民ギャラリー60周年記念!「コレクションの地層」展で見る芸術の歴史と魅力
横浜市民ギャラリーが開館60周年を迎え、記念すべき展覧会「コレクションの地層」が2025年2月21日から3月9日まで開催される。この展覧会では、ギャラリーが所蔵する約1,300点のコレクションから厳選された約50点の作品が展示され、30年以上にわたる収集の歴史を振り返る貴重な機会となる。
展示は3つの章と1つの小特集で構成される。第1章では1974年までの初期収集作品、第2章では1978年の「ヨコハマ漫画フェスティバル」で集められた漫画コレクション、第3章では1980年代以降に収集された写真作品に焦点を当てる。さらに、横浜ゆかりの画家・福島瑞穂の作品を紹介する小特集も用意されている。
注目の出品作には、岡本太郎の《まひる》、林忠彦の《坂口安吾》、柳原良平の《新港埠頭赤煉瓦倉庫》などがある。これらの作品を通じて、横浜市民ギャラリーのコレクションの多様性と深さを体感できるだろう。
また、展覧会をより楽しむための関連イベントも充実している。詩人の大崎清夏氏によるワークショップ「絵画の地層、ことばの地層」では、言葉遊びを通して作品鑑賞を深める。「おしゃべりの日@コレクション展」では、鑑賞サポーターと自由に作品について語り合える。子ども向けには「横浜市民ギャラリーまるごと探検ツアー」も開催され、美術館の裏側まで見学できる。
入場料無料で誰でも気軽に参加できるこの展覧会は、横浜の芸術文化の歴史を肌で感じられる絶好の機会となるだろう。美術ファンはもちろん、横浜の文化に興味がある方、家族連れにもおすすめの展覧会だ。横浜市民ギャラリーの60年の歩みと共に、日本の近現代美術の流れを体感してみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001227.000014302.html