札幌で開催!障害の壁を超える「参加する」アート展 - あなたの「いいね」が子どもたちの未来を変える
札幌の地下歩行空間が、障害の垣根を越えたアートの舞台に変わる。一般社団法人fanfareが主催する「参加する」アート展が2025年2月16日に開催される。このイベントは、障害福祉と社会の間にあるグラデーションを作り出すことを目指している。
注目すべきは、「吾輩は画家である」と題された作品展示だ。ここでは、作者の氏名や年齢、障害の有無を一切公表せず、純粋に作品の魅力だけで投票が行われる。これにより、「障害」という言葉が持つバイアスを取り除き、作品本来の力をフラットに楽しむことができる。
さらに、今回のイベントでは「障害の視点ブース」や「ワークショップ」も用意されている。ディスレクシアや色覚異常、車椅子からの視点など、普段は気づきにくい「違い」を体験できる。これらの体験を通じて、参加者は自然と障害福祉の世界に触れ、新たな気づきを得ることができるだろう。
子どもたちも楽しめるワークショップも見逃せない。壁に描かれた額の中に自由に絵を描いたり、不要な紙を使ったアップサイクルアートを作ったりと、創造性を存分に発揮できる場が用意されている。
物販コーナーでは、障害のある方々が働く事業所のお菓子や、規格外野菜を使用したパウンドケーキなど、福祉やSDGsに関連する商品が並ぶ。これらの商品を購入することで、間接的に社会貢献にもつながる。
このイベントの魅力は、単に作品を鑑賞するだけでなく、投票という形で出展者と鑑賞者をつなぐ点にある。「あなたの『いいね』が、誰かの人生を変えるかもしれない」というメッセージには、大きな可能性が秘められている。
入場は無料で、誰でも気軽に参加できる。札幌駅前地下歩行空間で開催されるこのイベントは、障害の有無に関わらず、アートを通じて人々をつなぎ、共生社会の実現に向けた一歩を踏み出す貴重な機会となるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000131546.html