株式会社Vが、大丸松坂屋百貨店のVRChat向けオリジナルワールド「ART Frame -Daimaru Matsuzakaya-」を制作したことが発表された。このバーチャル空間は、海に浮かぶギャラリーをモチーフにした斬新なデザインが特徴だ。

深海を思わせるカラーリングとオブジェクトで彩られたこのワールドは、大丸松坂屋百貨店のクリエイティビティを表現している。屋上には松坂屋のロゴが配置され、百貨店のブランドイメージを巧みに演出している。

このバーチャルギャラリーは、大丸松坂屋百貨店がVRChatで公開中の「Future Exhibition Tower -Daimaru Matsuzakaya-」の新たなフロアとして登場した。ここでは、バーチャルフォトグラフなどのアート作品が展示される予定だ。

さらに注目すべきは、2025年1月29日に開催されるワールド公開記念イベントだ。このイベントでは、「ART Frame -Daimaru Matsuzakaya-」の制作秘話や「Daimaru Matsuzaka Virtual Photo Awards vol.1」の受賞作品鑑賞が行われる。また、バーチャルフォトグラファーによる撮影会も予定されており、参加者はバーチャルフォトの魅力を直接体験できる。

このイベントは、VRChatユーザーに人気の日本語話者向け集会場「FUJIYAMA」とのコラボレーションで実施される。参加希望者は、VRChat公式サイトから「FUJIYAMA」のグループに参加し、当日指定された時間にインスタンスにジョインすることで、このユニークな体験に参加できる。

株式会社Vは2023年10月から、大丸松坂屋百貨店のメタバースプロジェクトを多数サポートしてきた。12体のオリジナル3Dアバターと12体の衣装制作に続き、今回のワールド制作も手がけている。

バーチャル空間での新たな顧客体験を提供する大丸松坂屋百貨店の取り組みは、小売業界におけるデジタル革新の先駆けとなるかもしれない。今後のVRChat上での展開に、多くの人々が注目している。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000084.000049339.html