秩父で「令和の文豪」を発掘!77分で読める短編小説コンテスト開催
埼玉県秩父市で開催される「秩父文学祭」の一環として、「秩父短編文学賞」の作品公募が2025年2月1日から始まる。この文学賞は、秩父の魅力的な観光資源を活用し、「令和の文豪」の発掘を目指す新しい取り組みだ。
応募作品は77分で読み切れる短編小説で、ジャンルやテーマは自由。文字数は4万字以内と定められている。大賞1作品には賞金20万円、特別賞4作品には各3万円が贈られる。さらに、大賞作品は6月22日に秩父宮記念市民会館で開催される朗読会で披露される予定だ。
注目すべきは、最終選考の審査委員長を務める作家の林真理子氏だ。直木賞受賞者であり、日本文藝家協会理事長も務める林氏は、「77分で完結する文章はかなり難しい」としながらも、応募作品への期待を寄せている。
応募締切は2025年3月31日23時59分。年齢、性別、国籍、プロアマを問わず、誰でも参加可能だ。作品は公式ウェブサイトの応募フォームから提出する。
この文学賞は、秩父市、西武リアルティソリューションズ、日本大学芸術学部が共同で企画したもので、秩父の魅力を広く発信する狙いがある。レトロな街並み、四季折々の景色、古民家をリノベーションした宿泊施設など、秩父の観光資源と文学を結びつける新しい試みとして注目を集めている。
文学愛好家はもちろん、秩父の魅力に惹かれる人々にとって、この短編文学賞は新たな創作のきっかけとなるかもしれない。77分という時間制限は、読者の集中力を保ちつつ、作者の創造性を刺激する絶妙なバランスを提供している。秩父の風土が生み出す新たな文学の誕生に、期待が高まっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000079.000103822.html