「異類婚姻譚史上、最高の恋」が文庫化!日本ファンタジーノベル大賞受賞作『鯉姫婚姻譚』が遂に発売


日本の文学界に新たな風を吹き込む注目の一冊が登場した。日本ファンタジーノベル大賞2021を受賞した藍銅ツバメ氏の『鯉姫婚姻譚』が、このたび新潮文庫から発売された。本作は、選考委員全員を唸らせた傑作として高い評価を受けており、読者の期待も高まっている。
『鯉姫婚姻譚』は、商いに失敗し若くして隠居させられた主人公・孫一郎と、庭の池に住む人魚・おたつとの不思議な関係を描いた物語だ。人と人ならざる者の恋という古典的なテーマを新たな視点で描き、読者を魅了する。
選考委員の恩田陸氏は「着地もこれしかないという結末で、日本ファンタジーノベル大賞の考えるファンタジーノベルにふさわしい」と絶賛。森見登美彦氏も「異類婚姻の成就として文句のつけようのないもの」と評している。さらに、書評家の大森望氏は「異類婚姻譚史上、最高の恋」と称え、SF的な説得力も感じられると指摘している。
著者の藍銅ツバメ氏は1995年生まれの新鋭作家。2020年に「めめ」でゲンロンSF新人賞優秀賞を受賞し、文壇での注目を集めていた。本作で日本ファンタジーノベル大賞を受賞したことで、さらなる飛躍が期待される。
日本ファンタジーノベル大賞は、自作未発表の創作ファンタジー小説を対象とした権威ある文学賞だ。過去には酒見賢一氏の『後宮小説』や畠中恵氏の『しゃばけ』など、後に人気シリーズとなる作品を輩出してきた。『鯉姫婚姻譚』もまた、日本文学界に新たな歴史を刻む作品となる可能性を秘めている。
ファンタジー小説ファンはもちろん、新しい文学の潮流に触れたい読者にとって、本作は見逃せない一冊となりそうだ。新潮文庫から693円(税込)で発売中の『鯉姫婚姻譚』。異色の恋物語が織りなす世界に、今すぐ飛び込んでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001875.000047877.html