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若手クリエイター6名が描く「余白」の世界 - クマ財団が六本木で注目の展覧会を開催

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アート・絵画・工芸
絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表
プレスリリースより

クリエイターの育成に力を入れる公益財団法人クマ財団が、注目の展覧会「余白/blank/freiraum/空白(Kung¹ baak⁶)」を2025年3月1日から9日まで東京・六本木のクマ財団ギャラリーで開催する。本展は、同財団が支援する25歳以下の若手クリエイター45名による成果発表シリーズ「KUMA experiment 2024-25」の第7弾となる。

今回の展覧会には、金属造形、絵画、陶芸、テキスタイルアート、Human-Food Interaction、ドラァグパフォーマンスなど、多彩なジャンルで活躍する6名のクリエイターが参加。「余白」をテーマに、それぞれの視点から創作した作品を発表する。

出展作家には、伝統技法を用いて自然の風景を金属で表現する河田歩里、香港社会をテーマにした作品を制作するKevin LEE C.Y、陶磁器の素材を用いて感覚の可視化を試みる後藤実穂、テキスタイルアートを中心に立体作品を作る都澤円、Human-Food Interaction分野で研究する真弓大輝、ジェンダーやセクシュアリティのステレオタイプを解体する作品を制作するMoche Le Cendrillonが名を連ねる。

展覧会のコンセプトである「余白」について、主催者は「一見『無』を意味するように思えるかもしれないが、作者の意図が込められており、目に見えないながらも重要な役割を果たしている」と説明。また、「有限である事物の中に無限を見出し、限られたサイクルの繰り返しと積み重ねの中で、自己の内なる声を聞き、創作へと向かうためには、余白—『Blank』が必要である」とし、異なるジャンルのクリエイターたちが「余白」をどのように解釈し、表現するかに注目が集まる。

クマ財団は2016年に設立され、25歳以下の学生クリエイターを対象とした「クリエイター奨学金制度」を主軸に、次世代のクリエイター育成に取り組んでいる。本展はその一環として開催され、若手クリエイターたちの新鮮な視点と創造性に触れる貴重な機会となりそうだ。

入場は無料。アート愛好家はもちろん、若手クリエイターの作品に触れたい人、クリエイティブな刺激を求める人にとって、見逃せない展覧会となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000023769.html