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日本画の巨匠・石崎光瑤の140年 - 東京初の回顧展で花鳥画の真髄に迫る

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アート・絵画・工芸
絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表
プレスリリースより

日本画の巨匠・石崎光瑤の生誕140年を記念した回顧展が、2025年4月23日から5月6日まで日本橋高島屋S.C.で開催される。東京では初となるこの展覧会では、光瑤の画業の全貌を約40点の作品で紹介する。

石崎光瑤(1884~1947)は、鮮やかな色彩と絢爛華麗な花鳥画で知られる近代京都画壇の日本画家だ。富山に生まれ、金沢で琳派を学んだ後、京都で竹内栖鳳に師事。インド旅行で得た経験を活かし、代表作《燦雨》をはじめとする独特の世界観を持つ作品を生み出した。

本展では、光瑤の初期から晩年までの代表作を一堂に会する。注目すべきは、第8回文展で褒状を受賞した《筧》や、第1回帝展で特選を受賞した《燦雨》など、光瑤の画壇での地位を確立した作品群だ。これらの作品からは、光瑤独特の濃密で豊潤な花鳥画の魅力を存分に味わうことができる。

また、光瑤の画風の変遷も見どころの一つ。初期の絢爛華麗な色彩美から、晩年の静謐な雰囲気を醸し出す独特な世界観まで、その変化を追うことができる。特に晩年の大作《聚芳》は、光瑤の徹底した写実と装飾性の調和が結実した傑作として注目だ。

さらに、光瑤の多彩な側面も垣間見ることができる。若き日の登山家としての活動や、伊藤若冲研究など、その幅広い興味と探究心が作品にどのように反映されているかを知る貴重な機会となるだろう。

会期中には、南砺市立福光美術館学芸員によるギャラリートークも予定されている。日本画ファンはもちろん、美術に興味のある方にとって、見逃せない展覧会となりそうだ。

入場料は一般1,200円(前売1,000円)、大学・高校生1,000円(前売800円)、中学生以下は無料。日本画の魅力に浸る春の一日を、ぜひ日本橋高島屋S.C.で過ごしてみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000941.000069859.html