茨城県つくば市で開催された「ROCKET PITCH NIGHT IBARAKI 2025」が、予想を上回る盛り上がりを見せた。Venture Café Tokyoと茨城県が主催したこのイベントには、400名を超える参加者が集結。その中には、企業社員、投資家、スタートアップ関係者など、多様な背景を持つ人々が含まれていた。

会場となったつくば国際会議場では、37組の起業家やスタートアップが熱のこもったピッチを披露。参加者の満足度を示すNPS（ネット・プロモーター・スコア）は83点を記録し、トップレベルの評価を獲得した。この数字は、イベントの質の高さを如実に物語っている。

特筆すべきは、参加者間の活発な交流だ。登壇者へのフィードバック数は700件以上、次のアクションに向けたコネクトフォームは200件以上寄せられた。これらの数字は、イベントが単なる発表の場ではなく、実際のビジネスチャンスを生み出す場となったことを示している。

イベントでは、IT/AI/IoT分野や環境・素材・ロボティクス分野など、各カテゴリーで優秀な起業家が表彰された。さらに、「The First Launch」と題された特別セクションでは、4名の高校生が登壇し、会場を沸かせた。

Venture Café Tokyoのエグゼクティブ・ディレクター、小村隆祐氏は「茨城・つくばエリアのエコシステムの発展に向けて引き続き尽力してまいります」と意気込みを語った。この言葉からは、地域のイノベーション促進に対する強い決意が感じられる。

「ROCKET PITCH NIGHT」は、これまで680組以上の起業家と8,300名を超えるオーディエンスが参加してきた大型イベントだ。過去の参加者の中には、このイベントをきっかけに100億円以上の資金調達に成功した例もあるという。

今回のイベントの成功は、茨城県のスタートアップエコシステムが着実に成長していることを示している。今後、この地域から世界を変えるようなイノベーションが生まれる可能性は十分にあるだろう。起業家や投資家、そして新しいアイデアに興味がある人々にとって、「ROCKET PITCH NIGHT」は見逃せないイベントとなりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000060032.html