アストンマーティンの究極ハイパーカー「Valkyrie」、ル・マン24時間レースに挑戦へ


アストンマーティンが、ハイパーカー「Valkyrie」を公開し、ル・マン24時間レースへの参戦を発表した。公道仕様のハイパーカーをベースにした唯一のレーシングカーとして、2025年のFIA世界耐久選手権(WEC)とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に挑む。
Valkyrieは、最高回転数11,000rpm、最高出力1,000bhp超のコスワース製6.5リッターV12エンジンを搭載。レース用に最適化されたカーボンファイバー製シャシーを採用し、公道車の血統を引き継ぎながら、過酷な耐久レースに対応できるよう強化されている。
アストンマーティンCEOのエイドリアン・ホールマークは「ル・マン24時間レースに復帰して総合優勝を目指すことは、当社の核となる価値観であり、モータースポーツのヘリテージにおける重要なマイルストーンです」とコメント。公道から生まれた唯一のハイパーカーとして、スポーツカーレースの最高峰に挑戦する意義を強調した。
WECには2台のValkyrieがエントリー。ドライバーには、ル・マン24時間レースのクラス優勝経験を持つハリー・ティンクネルや、FIA GT世界選手権3連覇のマルコ・ソーレンセンらが起用される。IMSAには1台が参戦し、GTD Proクラスで複数回の優勝経験を持つロス・ガンらがドライブを担当する。
アストンマーティンの耐久モータースポーツ責任者アダム・カーターは「Valkyrieは単なるハイパーカーではありません。自動車技術史の革命であり、パフォーマンス、デザイン、イノベーションの頂点に立つ車です」と自信を示した。
2025年2月28日のWEC開幕戦カタール1812kmでデビューを飾るValkyrie。公道とサーキットを結ぶ究極のハイパーカーが、ル・マンの栄光に挑む新たな挑戦が始まる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000121164.html