ろう者と聴者が共演!東京発の革新的舞台「黙るな 動け 呼吸しろ」出演者オーディション開始
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東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団、国立大学法人東京藝術大学が、2025年11月のデフリンピック開催に合わせて企画した舞台作品「黙るな 動け 呼吸しろ」の出演者オーディションが始まった。この作品は、ろう者と聴者が互いの文化を理解し合うことを目的とした画期的な取り組みだ。
「TOKYO FORWARD 2025 文化プログラム」の一環として行われるこの舞台は、ろう者にとってのオンガクと聴者にとっての音楽の本質を探究し、言葉や文化の壁を越えて創作される世界初演の作品となる。日本手話と日本語を用いて上演されるこの舞台は、2025年11月29日に東京文化会館大ホールで披露される予定だ。
オーディションでは、「ろう者のまち」の住人役として20名程度、「聴者のまち」のメインキャストとして3名程度を募集している。応募条件は、ろう者・難聴者の場合10歳以上、聴者の場合18歳以上60代程度となっている。国籍や性別は問わないが、日本手話または日本語でのコミュニケーションが可能であることが求められる。
稽古は9月から11月にかけて行われ、本番に向けて徐々に強度を増していく。参加者には、ろう者と聴者の協働制作過程を記録し、SNSなどで発信することへの協力も求められる。これは、この舞台が単なる公演にとどまらず、社会的な意義を持つプロジェクトであることを示している。
応募期間は2月10日から3月16日まで。一次審査(書類)を通過した応募者は、4月に行われる二次審査(面談・実技)に進む。最終選考結果は4月28日に発表される予定だ。
この舞台は、ろう者と聴者が互いの文化を理解し、新たな表現を生み出す貴重な機会となるだろう。舞台芸術に興味がある方、そして社会的意義のある作品に参加したい方にとって、まさに見逃せないチャンスと言える。詳細は公式サイトで確認できるので、興味のある方は早めにチェックしてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000772.000038211.html