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芥川龍之介が愛した味を再現!「羅生門」上映会で限定販売される老舗の和菓子セットが話題に

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報道発表
出典:国立国会図書館ウェブサイト(https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/224/)(プレスリリースより)

文豪・芥川龍之介の生誕を祝して、2025年3月20日に開催される「羅生門」ユニバーサル上映会で、芥川が愛した味を再現した特別な和菓子セットが1日限定で販売されることが話題を呼んでいる。

この特別セットは、老舗和菓子店・船橋屋が中心となって企画したもので、芥川が好んで食べていたとされる名店の味を一度に楽しめる贅沢な内容となっている。セットには、うさぎやの「喜作最中」、カフェーパウリスタの珈琲、船橋屋の「くず餅」に加え、長命寺の「桜もち」や梅園の「子とら」、ちもとの「八雲もち」などが含まれている。

特筆すべきは、これらの和菓子が単なる再現ではなく、芥川の人生や作品と深く結びついていることだ。例えば、船橋屋のくず餅は、芥川が中学生時代に授業をさぼって食べに行ったというエピソードが残っている。また、うさぎやの喜作最中は、芥川が店主と親交があり、自分好みの味を注文していたという逸話がある。

この企画は、芥川龍之介の文学作品を通じて、当時の東京の食文化や社会背景を体感できる貴重な機会となりそうだ。同時に開催される「羅生門」の上映会と合わせて、文学ファンや和菓子愛好家の間で大きな注目を集めている。

上映会は滝野川会館大ホールで行われ、ユニバーサル設計により字幕や音声ガイドも用意される。さらに、映画研究者による裏話紹介も予定されており、芥川文学と黒澤明監督の映画芸術を深く味わえる内容となっている。

和菓子セットの販売は当日限定であり、数量も限られていることから、早めの来場が望ましいだろう。文学の味わいと共に、芥川龍之介が愛した江戸・東京の味を堪能できる、まさに五感で楽しむ文化イベントとなりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000340.000030085.html