「それでも俺は、妻としたい」原作者が明かす制作秘話!自宅撮影で生まれたリアルすぎる夫婦の姿


テレビ大阪で放送中の真夜中ドラマ「それでも俺は、妻としたい」。風間俊介演じるダメ夫・柳田豪太と、MEGUMIが演じる恐妻・柳田チカの掛け合いが話題を呼んでいる本作の原作・脚本・演出を手がけた足立紳氏に、制作秘話を聞いた。
足立氏は「風間さんとMEGUMIさんの掛け合いという言葉では足りないぐらい、お二人の画面の中の在り方がものすごい」と語る。本作の特徴として、「良いセリフが一言もない」ことを挙げ、「ロクでもない言葉のオンパレード」だと自画自賛する。
撮影は足立氏の自宅で行われた。「リアリティを追求しようと思って」と語る足立氏だが、「家を見られるのは恥ずかしかった」とも告白。しかし、自宅撮影のメリットとして、「普段自分がこの生活空間でどのように動くかが染み付いているので、それを活かしたことで、俳優さんたちの動線にもリアリティがより滲み出た」と語る。
原作は足立氏自身の自伝的小説。脚本化にあたっては、「根っこの部分は変えないようにした」という。「夫婦でいることを諦めないというのか。それが良いことか良くないことかはわかりませんが」と語る足立氏。妻からは「あんた、自分だけいい風に見せようとしているでしょ」と言われたそうだが、「そんなつもりはない」と反論する。
最後に足立氏は視聴者へのメッセージとして、「豪太の人間として不完全な部分がより露わになってきますが、では豪太はなにに一生懸命なのか? 結局はチカという女性をすごく魅力的だと思っていて、チカに捨てられたくない、一緒にいたいということに対して一生懸命なのだと思います」と語った。
リアルな夫婦の姿を描き出す「それでも俺は、妻としたい」。毎週土曜深夜24時55分からテレビ大阪にて放送中。見逃した方はLeminoやTVerでの配信もチェックしよう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002033.000020945.html