三浦しをんの魅力炸裂!『好きになってしまいました。』文庫化で日常の幸せを再発見


人気作家・三浦しをんの愛と情熱あふれるエッセイ集『好きになってしまいました。』が、ついに文庫化される。大和書房から2025年2月12日に発売予定のこの一冊は、日常のささやかな幸せを鮮やかに描き出し、読者の心を掴んで離さない。
本書は、靴やネイル、観葉植物への愛着、旅先での予想外の出来事、文豪たちの意外な一面など、著者の日常を彩る様々なエピソードで構成されている。三浦しをん特有の軽妙洒脱な筆致で綴られた文章は、読者を笑いと共感の渦に巻き込む。
特筆すべきは、本書が単なる日常描写に留まらない点だ。例えば、「オシャレな部屋への憧れ」と題された章では、理想と現実のギャップを愉快に描きつつ、自分らしさを肯定する大切さを静かに説いている。このように、日常の些細な出来事から人生の真理を紡ぎ出す三浦しをんの才能が、本書の随所で輝いている。
文庫化に際して追加された「文庫追記」も見逃せない。新たなエピソードや著者の最新の心境が綴られており、既刊を読んだファンにとっても新鮮な発見がある。
三浦しをんは、『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞を、『舟を編む』で本屋大賞を受賞するなど、小説家としての評価も高い。しかし、本書を通じて垣間見える等身大の三浦しをんの姿は、読者にとってより親しみやすく、共感を呼ぶものとなっている。
『好きになってしまいました。』は、忙しない日常に追われる現代人に、身近な幸せの再発見を促してくれる一冊だ。電車内での爆笑に注意しつつ、ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000714.000033602.html