イタリアの巨匠ジオ・ポンティ展、東京で開催!軽やかな越境デザインの世界に迫る
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20世紀イタリアのモダニズムを代表する建築家ジオ・ポンティの回顧展「ジオ・ポンティの眼:軽やかに越境せよ。」が、2025年3月19日から31日まで東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で開催される。
ジオ・ポンティは、スプーンから高層ビルまでをデザインした多才な建築家だ。本展では、ポンティがミラノの自宅のためにデザインした家具を中心に、モルテーニによって復刻されたアームチェアやコーヒーテーブル、ブックシェルフなどが展示される。また、床に大胆に導入されていたセラミックタイルの再現を通じて、ポンティ独自の空間世界が表現される。
展示では、1920年代のジノリの磁器製品やオリジナルドローイングも紹介される。さらに、フランチェスカ・モルテーニ監督によるドキュメンタリー映像『Amare Gio Ponti』の上映を通じて、ポンティの視線の先にある私たちの未来を考察する機会も提供される。
ポンティは87年の生涯で2つの世界大戦を経験し、様々な芸術運動を見てきた。しかし、彼は時代のイズムに留まることなく、建築やプロダクト、グラフィックなど分野の垣根を越えて、独自の「眼」を追求し続けた。その軽やかに越境する表現と幸福感は、現代の私たちが求めるものと共鳴し始めている。
本展は、アルフレックスジャパンとモルテーニの主催で開催される。入場は無料で、開館時間は10:00から19:00まで。ジオ・ポンティの革新的なデザイン哲学に触れる貴重な機会となるだろう。
イタリアンデザインに興味がある方はもちろん、建築やインテリアデザインを学ぶ学生、そして日常に新しい視点を求める一般の方々にとっても、刺激的な展覧会になることは間違いない。ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000028759.html