フローレンス、障害者雇用×DXで組織改革!JAPAN HR DX AWARDSで優秀賞受賞
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認定NPO法人フローレンスが、障害者雇用とデジタル技術を融合させた先進的な取り組みで、「JAPAN HR DX AWARDS 2024」において優秀賞を受賞した。7年間にわたる障害者雇用とDXの融合により、組織全体の業務効率化と働きやすい環境づくりに成功している。
フローレンスの取り組みの特徴は、以下の3点だ。
1. kintoneアプリを活用した業務の可視化と効率化
社内の様々な業務をkintoneアプリで集約・可視化することで、障害のあるスタッフが担当できる仕事を創出。結果、年間5,200時間もの業務時間を生み出し、管理職の残業時間削減や経理業務の効率化につながった。
2. Teachme Bizによる業務マニュアルの完全デジタル化
約3,000種類の業務を画像付きマニュアルとしてTeachme Biz上に集約。これにより、障害のあるスタッフが得意を活かせる仕事を選べるようになり、業務依頼数が年間100件を超えるまでに増加した。
3. Chatworkを活用したコミュニケーション促進
業務用チャットツールChatworkを活用し、趣味や興味を通じた全社的な交流を促進。これにより、障害のあるスタッフの緊張やストレスが軽減され、7年間で離職者ゼロという驚異的な結果を達成した。
フローレンスの代表理事である赤坂緑氏は「障害のあるスタッフのためのしくみづくりが、結果的に全社員にとって働きやすい環境につながりました。この取り組みを社会に還元し、ダイバーシティ&インクルージョンの実現に貢献していきたい」とコメントしている。
フローレンスは今後も、障害者雇用とDXの融合による組織改革の実践例を積極的に発信していく予定だ。障害者雇用に関心のある企業や団体向けに、見学や講演も受け付けているという。
日本の働き方改革が叫ばれる中、フローレンスの取り組みは、多様性を受け入れつつ生産性も向上させるという、これからの時代に求められる組織のあり方を示唆している。今回の受賞を機に、同様の取り組みが他の組織にも広がることが期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000359.000028029.html