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森見登美彦が『竹取物語』を現代語訳!かぐや姫の物語が新たな魅力を帯びて蘇る

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報道発表
<UNKNOWN>(プレスリリースより)

人気作家・森見登美彦による『竹取物語』の現代語訳が、2025年3月6日に河出文庫から発売されることが決定した。1000年以上前に書かれた日本最古の物語文学である『竹取物語』が、森見登美彦の独特の文体と解釈によって新たな魅力を放つ一冊となりそうだ。

森見登美彦は「まるで僕が書いたような物語でした」と語り、かつて『美女と竹林』というエッセイを著すほど竹林への愛着が深い作家として知られている。今回の現代語訳では、森見ならではの表現や言葉選びが随所に散りばめられており、古典作品の魅力を存分に引き出しつつ、現代の読者にも親しみやすい内容となっている。

本書には、翁が光る竹の中に見つけた小さな人が絶世の美女・かぐや姫に成長し、求婚者たちに無理難題を課す物語が収められている。さらに、文庫版には特別収録として「作家と楽しむ古典 僕が書いたような物語」という講義や、森見自身の幼少期の体験から始まる書き下ろしあとがき「生きていることのふしぎ」も収録されている。

また、発売を記念して「全集版あとがき 千年の失恋」の無料試し読みがWeb河出で公開されている。森見は『竹取物語』について「ファンタジーであり、竹にまつわる物語であり、残酷な美女の物語であり、阿呆な男たちが右往左往する物語であり、片想いがことごとく破れていくローテーション失恋の物語である」と語っており、自身の作品世界との共通点を見出している。

『竹取物語 森見登美彦 現代語訳』は、古典文学ファンはもちろん、森見登美彦のファンにとっても見逃せない一冊となりそうだ。660円(税込)という手頃な価格で、日本文学の源流に触れつつ、現代的な解釈を楽しむことができる。古典と現代が融合した新しい『竹取物語』の世界を、ぜひ体験してみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000894.000012754.html