渋谷区神宮前のブティックホテル「TRUNK(HOTEL) CAT STREET」で、注目のウッドアーティスト高橋成樹氏による特別なアートイベントが開催される。メインラウンジ「TRUNK(LOUNGE)」を舞台に、木と人との共生をテーマにした独創的な作品群が展示される「Coexist with Woods」展が3月15日まで行われる。

高知県出身の高橋氏は、日本一の森林率を誇る環境で育ち、19歳で「山師」として林業の世界に入った異色の経歴を持つ。彼の作品は、間伐材や危険木など、通常は廃棄されてしまう木々に新たな命を吹き込む。それぞれの木が持つ個性と物語を尊重し、感性豊かに形作られた作品は、自然との共生を体現している。

イベントのハイライトは、3月13日から15日までの3日間限定で行われるライブパフォーマンス。Room101と呼ばれるポップアップスペースで、高橋氏が実際に木を削り出し、シェイピングする様子を間近で見られる貴重な機会だ。さらに最終日には、平安時代から続く土佐和紙の継承者、浜田洋直氏とのコラボレーションワークも予定されている。

また、期間中はTRUNK(LOUNGE)で、高知県産の文旦を使用したオリジナルカクテルも提供される。フレッシュな味わいが特徴のこのドリンクを注文すると、木のシェイピングから生まれた端材を使った特製サシェがプレゼントされるという粋な計らいも。

自然と都市が融合する渋谷の中心で、木の温もりと芸術性に触れられるこのイベント。都会の喧騒を忘れ、木々が紡ぐ物語に耳を傾ける特別な時間を過ごせそうだ。アートと自然、そして日本の伝統技術が織りなす魅力的な世界観を、ぜひ体験してみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000025317.html