淡路島で子どもたちが仮想通貨「mocca」を稼ぐ!? 3月30日開催の「BRICK Kids」で社会体験


淡路島・洲本市のS BRICKで、子どもたちが仮想通貨「mocca(モッカ)」を使って社会体験ができるイベント「BRICK Kids」が3月30日に開催される。このユニークな取り組みは、子どもたちに楽しみながら経済活動や職業体験を学んでもらうことを目的としている。
イベントでは、子どもたちが様々な仕事を体験し、報酬としてmoccaを受け取る。1枚100円相当のmoccaは、会場内の出店やコモード56商店街で使用可能だ。銀行窓口では地元の淡路信用金庫が担当し、地域の特色を活かした運営となっている。
注目すべきは、淡路島ならではの工夫だ。通常の木の貨幣の代わりに、地域課題でもある竹を使用した貨幣を採用。地域資源の有効活用と環境問題への取り組みを同時に体現している。
出店者には地元企業や飲食店が名を連ねており、子どもたちは実際の店舗で働く体験もできる。長井メガネや出口商店、TOMMY COFFEE STANDなど、普段から親しみのある店舗での就業体験は、より実践的な学びの場となりそうだ。
このイベントを主催するのは洲本市商工観光課で、株式会社midicaが共催している。midicaは「子どもが遊べるまちづくり」を目指す企業で、自然体験イベントの企画・運営から始まり、「木の子ども通貨 モッカ」を生み出した。
会場となるS BRICKは、かつての紡績工場を改装した交流拠点。「食べる」「あそぶ」「楽しむ」「はたらく」の機能を備え、地域住民と観光客の双方が楽しめる場所として注目を集めている。
「BRICK Kids」は、子どもたちに楽しみながら社会の仕組みを学んでもらう貴重な機会。同時に、地域の特色を活かしたイベント運営は、地方創生の新たなモデルケースとなる可能性を秘めている。3月30日、淡路島に子どもたちの笑顔と学びの輪が広がることだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000120485.html