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非行少年の再出発を応援!FC東京と連携、少年院で起業家マインド育成プログラムがスタート

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報道発表
左から、FC東京 コミュニティジェネレーター 石川 直宏さん、多摩少年院 院長 青木 治 さん、株式会社一 中馬 一登(プレスリリースより)

少年院に入る若者の多くが虐待などの逆境体験を持つという現実。そんな彼らの再出発を応援する取り組みが始まった。株式会社一が、JリーグのFC東京と連携し、多摩少年院で「HIGH HOPEプログラム」を実施している。このプログラムは、非行少年の再犯防止と社会復帰支援を目的とし、起業家マインドの育成を通じて彼らの可能性を引き出そうとする試みだ。

プログラムは3月から始まり、夢や目標の設定、道徳やモラルの学習、そして4月からは実践的な製品企画へと進んでいく。特筆すべきは、FC東京の元日本代表選手である石川直宏氏や、大谷翔平選手の高校時代のメソッドを考案した原田隆史氏など、各界の第一線で活躍する人々が講師として参加していることだ。

さらに、このプログラムは単なる学習にとどまらない。参加した少年たちのアイデアをもとに、環境に配慮した生分解性プラスチック素材を使用したトートバッグを企画開発。これをFC東京と多摩少年院のコラボ製品として、実際に試合会場で販売する計画もある。

株式会社一の代表取締役、中馬一登氏は「人生100年時代のいま、彼らの人生はあと80年もある。彼らが力を発揮して、やりがいを持って働いて、人の役に立って、納税もして…その実現をサポートする社会を目指したい」と語る。この取り組みは、税負担の削減や働き手の育成、さらには再犯防止・更生保護業界全体のイノベーション促進にもつながると期待されている。

FC東京も「TOKYO SOCIAL COLLABORATION」として、地域社会の課題解決に向けた活動を展開。今回のプログラムもその一環だ。スポーツの力と起業家精神を融合させた、この新しい取り組みが、非行少年たちの未来にどのような希望をもたらすのか。社会の注目が集まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000158775.html