食べ残しがスゴイ体験に!保育園の斬新な食育で子どもたちが大興奮


東京都港区の株式会社あしたばマインドが運営する明日葉保育園長津田園が、「第19回食育コンテスト」で優秀賞を受賞した。受賞のきっかけとなったのは、園の管理栄養士が実施した「はじまる食育・つながる食育~捨ててしまう野菜くずの活用~」という取り組みだ。
この活動では、調理の際に出る野菜の端材を園児たちに提供し、自由に触れたり遊んだりする中で食材への興味を引き出す「はじまる食育」から始まる。そこから園児の発想をもとに新たな活動へと発展していく「つながる食育」へと展開していく。
具体的な取り組みとしては、オレンジの皮を使ったジュース作り体験や、園児たちが考案した野菜スムージーの製作、野菜くずを煮出して作るだし「ベジブロス」を使ったみそ汁作りなどが行われた。これらの活動を通じて、園児たちは食材への関心を深め、主体的に学ぶ姿勢を育んできたという。
さらに、野菜くずを活用したコンポスト作りや、ポップコーンやかぼちゃの種を土に植える「リボベジ」にも挑戦。園児たちは植物の成長を観察し、種から食べ物ができる仕組みを学んだ。
受賞した管理栄養士は「園児たちの発想は豊かで、その想いをどれだけ実現できるか試行錯誤を重ねてきました」とコメント。食育活動が行事ではなく生活の一部として根付くことの大切さを実感したという。
この取り組みは、食材を無駄にしない環境意識や、子どもたちの創造性を育む新しい食育のあり方として注目を集めている。今後も園児たちの発想を大切にしながら、さまざまな角度から食育に取り組んでいくとのことだ。
明日葉保育園を運営する株式会社あしたばマインドは、「子どもの明日を育み、今日を支える」をモットーに、東京・神奈川で認可保育所22園を展開している。今回の受賞を機に、同社の食育への取り組みがさらに注目されることだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000431.000045351.html