現代美術の巨匠イケムラレイコ、半世紀の詩と芸術が一冊に!『いかりとひかり』刊行


ベルリン在住の現代美術家イケムラレイコの新刊『いかりとひかり Poems, Memories, Thoughts and Artworks』が、2025年4月7日に美術出版社から刊行される。本書は、イケムラが長年書き溜めてきた約130篇のポエムや自由俳句、ショートエッセイを中心に、54点の作品や展示風景を収録した渾身のアーティストブックだ。
1970年代にスペインへ渡り、ヨーロッパを拠点に活動を続けてきたイケムラ。ペインターや彫刻家としての評価が高い一方で、写真や映像、そして文筆活動など、多彩な表現方法で創作を続けてきた。本書では、20代の頃から書き続けてきた詩作が一冊にまとめられ、イケムラの半世紀にわたる芸術家としての軌跡を辿ることができる。
本書の刊行を記念して、東京都現代美術館では3月30日まで特別展示が開催中。また、銀座 蔦屋書店では4月5日より「いかりとひかり」展が開催される予定だ。展覧会では、書籍からイメージを膨らませた絵画作品、ガラス彫刻作品、映像作品、そしてポエムで構成されたイケムラの小宇宙を体験できる。
イケムラレイコは三重県津市出身。大阪外語大学でスペイン語を学んだ後、セビリア大学美術学部に進学。その後、スイス、ドイツと拠点を移し、ベルリン芸術大学で20年以上教授を務めた。2020年には芸術選奨文部科学大臣賞を受賞するなど、国内外で高い評価を受けている。
『いかりとひかり』は、B5変型、264ページ、価格3,800円+税。アマゾンなどのオンラインショップや書店で予約受付中だ。現代美術ファンはもちろん、詩や文学に興味がある人にとっても、イケムラの深遠な世界観に触れる貴重な一冊となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000289.000010983.html