東京・虎ノ門に誕生!デザイナー別の書棚が魅力の古本屋「TIGER MOUNTAIN」がオープン


東京のビジネス街・虎ノ門に、ユニークな古本屋兼ギャラリーがオープンした。その名も「TIGER MOUNTAIN(タイガーマウンテン)」。コンテンツレーベル・黒鳥社が手掛けるこの新しい文化スポットは、日本の戦後出版文化の豊かさを紹介する複合施設として注目を集めている。
TIGER MOUNTAINの最大の特徴は、約100名のデザイナーや装丁家ごとに構成された書棚だ。横尾忠則、杉浦康平、平野甲賀など、日本を代表するデザイナーたちの作品が一堂に会する。取り扱う約3,500冊の書籍の9割以上が古本で、アートやデザイン関連の本から小説、エッセイ、さらには漫画や辞書まで、幅広いジャンルをカバーしている。
店内には書店スペースに加え、ギャラリースペースも併設。ここでは注目のデザイナーやアーティストによる企画展が不定期で開催される。現在は、グラフィック・エディトリアルデザイナーの米山菜津子氏の初個展「YYYYYYYYYY──米山菜津子の仕事と周辺」が開催中だ。
TIGER MOUNTAINの企画・運営を担当するのは、2018年設立のコンテンツレーベル・黒鳥社。書籍やポッドキャスト、イベントなど多様なコンテンツを手掛けてきた同社が、初めて実店舗の運営に挑戦する。コンテンツディレクターの若林恵氏が古本の買い付けから売り場づくり、書籍のキャプション作成まで担当しており、その細やかな目線が店舗の魅力を一層引き立てている。
虎ノ門ヒルズと麻布台ヒルズの間に位置するTIGER MOUNTAINは、水曜日から土曜日は12時から21時まで、日曜日は13時から18時まで営業している。本やデザインに関心のある方はもちろん、日本文化に興味を持つ訪日外国人にも魅力的な場所となりそうだ。東京の新たな文化発信地として、今後の展開が楽しみな施設といえるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000052157.html