「母の背中」が1位に!チェーンストアお買い物川柳、12年の歴史から選ばれた珠玉の作品とは


日本チェーンストア協会が主催する「チェーンストアお買い物川柳」コンテストが、12年の歴史に幕を下ろした。これを記念して開催された「あなたが推す!うれしい!たのしい!お買い物!チェーンストアお買い物川柳」WEB投票キャンペーンの結果が発表された。
このキャンペーンでは、過去12年間の【一般の部】金賞作品120句から、一般投票によってベスト川柳が選ばれた。5,479名もの参加者が投票を行い、熱戦の末に選ばれたベスト3作品が明らかになった。
見事1位に輝いたのは「母の背中 レジ待ち列で 小さくなる」という作品だ。この句は、日常のお買い物シーンを鮮やかに切り取り、親子の絆を巧みに表現している。2位には「ポイント貯め 妻のごほうび 俺のもと」、3位は「レジ袋 有料化で知る 愛の重さ」が選ばれた。
【小学生の部】では、過去11回の優秀賞作品から選考委員が厳選した。1位は「お手伝い レシートみたら 背伸びした」という作品で、子どもの成長と家族の絆を感じさせる一句となっている。
選考委員を務めたコピーライターの仲畑貴志氏は「12年もの句の流れは、そのまま平成から令和の貴重な生活史です」とコメント。川柳作家のやすみりえ氏も「皆さんの句には、日々の暮らし、家族、お店の人とのやりとりに加え、地域の様子なども描かれています」と、作品の多様性を評価した。
このコンテストは、チェーンストアでのお買い物の楽しさや便利さを再発見し、暮らしに笑顔と元気をお届けすることを目的に開催されてきた。12年間で延べ73万句もの応募があり、幅広い世代に親しまれるイベントへと成長を遂げた。
日本チェーンストア協会は、この結果を通じて、日常のお買い物シーンの中に潜む人々の触れ合いの大切さや、チェーンストアの社会的役割を改めて実感したという。今回のキャンペーンは、私たちの生活に密着した小売業の重要性を再認識させる機会となった。
なお、投票者の中から抽選で賞金や「わくわく!!プレゼント」が当たるキャンペーンも実施された。当選者には後日、賞品が発送される予定だ。
12年の歴史を締めくくった今回のキャンペーン。選ばれた作品たちは、私たちの日常に寄り添い、時代の変化を映し出す鏡となっている。これらの川柳を通じて、改めて自分たちの暮らしを見つめ直すきっかけになりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000068752.html