奈良発、世界へ!若手デザイナーの革新的な椅子がミラノデザインウィークに出展決定


奈良を拠点とするアイニコグループが支援する若手デザイナーの作品が、世界最大級のデザインイベント「ミラノデザインウィーク2025」への出展を果たすことが決定した。この快挙は、日本の次世代クリエイターの育成を目指す「bud brand」プロジェクトを通じて実現した。
武蔵野美術大学の原優ノ介さんが手がけた「Slits Stool(スリットストール)」は、針葉樹の柔らかさを逆手に取った革新的な椅子だ。通常は欠点とされる針葉樹の柔軟性を、複数の角材を組み合わせることで強度を確保しつつ、座り心地の良さに変換している。このユニークな発想が評価され、「bud brand AWARD 2025」で奨励賞を受賞。さらに、アイニコグループからも企業賞が授与された。
「bud brand」は、日本DESIGN BANKが運営する若手デザイナー支援プロジェクトだ。毎年、才能あふれる若手クリエイターたちの作品をミラノデザインウィークに出展し、世界への飛躍を後押ししている。今回の出展決定は、116件の応募の中から選ばれた8作品の一つとなる。
アイニコグループは「笑顔を創造し続ける」という理念のもと、若手の成長を重視している企業だ。社員の約7割が新卒採用者で、平均年齢29歳という若さあふれる環境で事業を展開している。この姿勢が「bud brand」の理念と共鳴し、若手クリエイターの支援につながっている。
「Slits Stool」は、2025年4月8日から13日まで、ミラノのトルトーナ地区にあるbud brand展示場で展示される。世界中のデザイン関係者が集まるこの機会に、日本の若手デザイナーの才能が国際的に認められることが期待される。
アイニコグループは今後も、未来を担う若手クリエイターの支援を通じて、日本のデザイン力を世界に発信し続ける方針だ。この取り組みが、日本の住宅産業や地域社会にも新たな価値をもたらすことが期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000052244.html