「#ノーサイドアクション」で平和への一歩を! Instagramで手と手を合わせた写真を投稿するだけでスーダン支援に


国際NGOロシナンテスが、スーダンの人道危機に対する支援と平和への願いを込めた新たなキャンペーン「#ノーサイドアクション」を開始した。このキャンペーンは、誰もが簡単に参加できる平和への取り組みとして注目を集めている。
キャンペーンの内容は至ってシンプルだ。参加者は「手と手を合わせた」写真をInstagramに投稿し、「#ノーサイドアクション」のハッシュタグを付けるだけでよい。1投稿につき50円がスーダンへの支援金として寄付される仕組みだ。
このキャンペーンが始まった背景には、深刻化するスーダンの人道危機がある。2023年4月に勃発した軍事衝突以来、2万8,000人以上が命を落とし、1,200万人以上が避難を余儀なくされている。さらに、人口の半数が深刻な食料不足に直面しており、世界最悪の人道危機との指摘もある。
「#ノーサイドアクション」という名称には、ラグビー用語「ノーサイド」の精神が込められている。試合終了後に敵味方の区別なく互いの健闘をたたえ合う精神を、現代の紛争解決に重ね合わせた思いが感じられる。
キャンペーン期間は2025年4月4日から5月16日まで。Instagram以外のSNSでの投稿はカウントされないので注意が必要だ。また、ストーリーズや非公開アカウントでの投稿も対象外となる。
ロシナンテスの代表である川原尚行氏は、「できることから始める」ことの大切さを強調している。世界中の争いや分断を前に無力感を感じがちだが、このような小さな行動の積み重ねが、現地で苦しむ人々に希望を与え、平和への道筋を作る一歩になるかもしれない。
企業の協賛も募集中で、すでにTOTO株式会社やエクスリンク法律事務所など複数の企業が名を連ねている。協賛金はスーダンでの緊急支援活動に活用されるという。
「#ノーサイドアクション」は、SNSの投稿という身近な行動を通じて、遠く離れた地での平和構築に貢献できる新しい形の社会貢献活動だ。写真1枚で、世界を少しずつ変えていく。そんな小さくも力強いアクションに、多くの人々の参加が期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000032392.html