noteが11周年!クリエイター経済圏が急成長、年間170億円超の市場に


クリエイターのための人気プラットフォーム「note」が11周年を迎え、その経済圏が急速に拡大している。累計20万人以上のクリエイターが収益を得ており、2024年度の年間流通総額は170億円を超えた。この成長を受け、noteは新たな取り組みを次々と展開している。
noteの成長を示す数字は印象的だ。コンテンツを購入したことのあるユーザーは累計438万人に達し、1ヶ月あたりの平均支払い金額は2,696円。また、投稿数は5,598万件を突破し、会員登録者数も938万人を超えている。これらの数字は、個人クリエイターの活躍の場が着実に広がっていることを示している。
注目すべきは、企業や公的機関もnoteを積極的に活用し始めていることだ。採用広報や政策理解の促進、移住促進など、様々な目的でnoteが活用されている。特に、ほぼすべての都道府県で1つ以上の自治体がnoteを使った情報発信に取り組んでいる点は興味深い。
この1年間のトピックスとしては、GoogleとのAI関連の提携が挙げられる。全クリエイターが無料で使えるGeminiを搭載したAIアシスタントの提供や、AI学習の対価をクリエイターに還元する実証実験など、先進的な取り組みが行われている。
また、子会社「Tales & Co.」の設立や、金融・投資情報サイト「noteマネー」のリリースなど、新たなサービス展開も進んでいる。クリエイターの活躍も目覚ましく、note発の書籍が300冊を突破し、「創作大賞2024」では5.2万件を超える応募があった。
noteの成長は外部からも評価されており、2024年に日本で成長したデジタルブランドのトップに選出されている。今後も、AIやクリエイターエコノミーの発展とともに、noteの更なる進化が期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000285.000017890.html