グローバル化が進む現代のビジネス環境において、次世代リーダーの育成は企業の重要課題となっている。そんな中、パナソニック ホールディングス株式会社が、一般社団法人 Earth Companyと連携し、インドネシア・バリ島で革新的な「海外越境学習」を実施し、注目を集めている。

この研修プログラムは、20代後半から30代中盤の次世代リーダー候補14名を対象に行われた。従来の国内ビジネス環境に基づいたスキル開発とは一線を画し、異文化環境での体験を通じて、多様な価値観と向き合い、柔軟なリーダーシップを育成することを目指している。

プログラムの特徴は、「型にはまらないリーダー像」の探求、「心理的安全性」のある環境での深い対話、そして「非日常の体験」を通じた自己の殻破りの3点だ。参加者たちは、現地の起業家やNPOリーダー、伝統文化を守る活動家など、多様なバックグラウンドを持つリーダーたちとの対話を通じて、リーダーシップの多様性を学んだ。

さらに、バリ島の豊かな自然環境の中で、参加者たちは肩書きや役職を超えて本音で語り合い、自己と向き合う貴重な時間を持った。この「心理的安全性」と「非日常の環境」の組み合わせが、新たな自己発見と本質的なリーダー像の構築につながったという。

研修の成果は目覚ましく、参加者からは「自分の『境』を超えて、個人の成長と会社の一員としての在り方を考える貴重な機会となった」「リーダーシップ像が鮮明になった」といった声が上がっている。また、企業側からも「日本では得られない強烈なインパクトを与える可能性を秘めた研修」との高い評価を得ている。

この革新的な取り組みは、グローバル時代における次世代リーダー育成の新たなモデルとして注目を集めており、今後も継続的に実施される予定だ。日本企業の国際競争力強化に向けた、画期的な人材育成の取り組みとして、その成果が期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000105568.html