衝撃のデビュー作!24歳の現役大学院生が描く、介護と青春の痛烈な物語『救われてんじゃねえよ』が話題沸騰


新潮社から4月16日に発売された『救われてんじゃねえよ』が、文学界に新風を巻き起こしている。著者の上村裕香は、わずか24歳の現役大学院生。その若さとは裏腹に、難病の母を介護しながら高校に通う17歳の少女・沙智の日常を描いた本作は、読者の心を揺さぶる衝撃作として注目を集めている。
本作は「救われてんじゃねえよ」「泣いてんじゃねえよ」「縋ってんじゃねえよ」の3編で構成され、主人公・沙智の高校時代から就職後までを追う。著者自身、20歳で表題作を執筆した際、「どうやったら人を笑わせられるか」を考えていたという。しかし、この作品は単なるコメディではない。「ヤングケアラー」「貧困家庭」といったラベルを剥がし、生身の人間としての沙智に向き合うための笑いが散りばめられている。
全国の書店員からは熱い応援メッセージが寄せられている。「家族を大切にしたいと思いながらも、自由に生きていきたいと思う気持ちに、共感が広がりました」「2026年の本屋大賞候補に私は挙げたい!」など、その評価は非常に高い。また、「女による女のためのR-18文学賞」の選考委員である作家の窪美澄氏は「最も殺傷力の高い文章を書かれる方だった」と絶賛している。
装画は新進イラストレーターの水本さきの氏が担当。主人公・沙智を瑞々しい感性で描いたカバーイラストは、著者の上村氏も「めっちゃ、沙智!」と感嘆するほどの出来栄えだ。
新潮社のコーポレートサイトでは特設ページを公開中。受賞作「救われてんじゃねえよ」の試し読みも可能だ。介護と青春、家族と自由。相反する感情が交錯する中で、主人公・沙智の成長を描いた本作は、読者の心に深い余韻を残すことだろう。若き才能が放つ、痛烈な現代文学の誕生である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002025.000047877.html