人気作家・燃え殻の初の長編エッセイ集『この味もまたいつか恋しくなる』が、2025年4月25日に主婦と生活社から発売される。本作は、ある料理やお酒から思い出される「あの日、あの人」を描いたエッセイ集で、読者の心に深く響く内容となっている。

燃え殻といえば、デビュー小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』のNetflix映画化や、エッセイ集『すべて忘れてしまうから』のドラマ化など、多くの作品が映像化されて話題を呼んでいる作家だ。今回の新作は、「週刊女性」での連載に加筆修正を加え、さらに書き下ろしを追加した渾身の一冊となっている。

本書では、シーフードドリアと白ワインにまつわる別れの朝食、ジャンボモナカを通じた友人との後悔の会話、風俗嬢のお弁当に夢中になる後輩の話など、様々な食べ物や飲み物を通じて紡がれる人間ドラマが展開される。これらの話は、まるで小説のような臨場感と共感性を持ち、読者を引き込む魅力に溢れている。

特筆すべきは、本書のカバーデザイン。チョコレートの包装紙をイメージした4パターンの装丁が用意されており、読者は好みのデザインを選ぶことができる。また、阿川佐和子やBE：FIRSTのLEOなど、著名人との特別対談も予定されており、本作の魅力をさらに引き立てている。

帯の推薦コメントを寄せた鈴木おさむは、「目で食べる料理の数々は、僕の記憶の隅にしまってあった思い出を引っ張り出して、〝切なさ〟という味に変える」と絶賛。この言葉からも、本書が読者の心に深く刻まれる一冊になることが予感される。

誰にでもある「恋しくなる味」を通じて、人生の機微や人間関係の機微を描き出す本作。美食だけでなく、コンビニの缶詰やインスタントラーメンなど、日常的な食べ物にも焦点を当てているのも特徴だ。忙しい日々の中で、ふと立ち止まって過去を振り返るきっかけを与えてくれる一冊として、多くの読者の心を掴むことだろう。

『この味もまたいつか恋しくなる』は、1870円（税込）で全国の書店およびオンライン書店で発売予定。食べ物にまつわる思い出や人間ドラマに興味がある方、そして心に響く文章を求めている方にとって、見逃せない一冊となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000883.000072639.html