サントリー文化財団が若手研究者に1455万円の助成金!15名の斬新な研究テーマとは?
公益財団法人サントリー文化財団が2024年度「若手研究者のためのチャレンジ研究助成」の対象者を発表した。今回は245件の応募の中から15件が選ばれ、総額1,455万円の助成金が贈られることとなった。
この助成プログラムは、人文学や社会科学分野において、新しい視点を持ち、社会的にも広がりのある研究を志す若手研究者をサポートすることを目的としている。27歳から35歳までの研究者が対象となっており、選ばれた15名の研究テーマは、各専門分野で独自の着想に基づくものや、多方面への広がりが期待できるものばかりだ。
今回選ばれた研究テーマの中には、「触覚によるファッション研究の更新」や「母系社会の中で育つ男児」、「企業文化の経済的価値」など、従来の学問や現代の社会問題に新たな視点を提示するものが多く含まれている。また、「動物倫理学に基づいた大規模言語モデルの種差別バイアスの評価と緩和」といった、最新のAI技術と倫理学を結びつけた斬新な研究も見られる。
サントリー文化財団は、助成期間中に研究者たちが異分野の識者に対して研究報告を行う場を設けることで、学際的視野を広げる機会も提供する。これにより、若手研究者たちの更なる成長と、研究の社会的影響力の拡大が期待される。
選考委員には、人間文化研究機構監事の井野瀬久美惠氏や、東京大学教授の柳川範之氏など、各分野の第一人者が名を連ねている。彼らの目利きによって選ばれた15名の若手研究者たちの今後の活躍に、大きな期待が寄せられている。
なお、この助成プログラムに関する詳細情報は、サントリー文化財団のホームページで確認することができる。若手研究者の斬新なアイデアが、今後の学術界や社会にどのような影響を与えていくのか、注目が集まっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001279.000042435.html