国内外で注目を集める建築家・永山祐子の初となる写真集『永山祐子作品集 建築から物語を紡ぐ』が2025年5月に発売される。本書は、永山の代表作から最新プロジェクトまでを網羅し、その創造の軌跡を辿る一冊だ。

永山祐子は、2025年大阪・関西万博で2つのパビリオンを手がけるなど、近年ビッグプロジェクトを次々と成功させている。本書には、LOUIS VUITTON 大丸京都店や豊島横尾館といった初期の代表作から、ドバイ万博日本館、東急歌舞伎町タワー、さらには進行中のTOKYO TORCH Torch Towerまで、多数の作品が収録されている。

特筆すべきは「Recipe（レシピ）」ページの存在だ。ここでは、プロジェクトの発想の源や貴重なエピソードが記されており、永山の創造プロセスを垣間見ることができる。また、建築史家・建築評論家の五十嵐太郎氏による寄稿も収録されており、専門家の視点からの分析も楽しめる。

永山は本書について「私の見立てで紡がれた物語はまた先の未来、誰かに"編集"されるだろう」と語っている。この言葉からは、建築を通じて時代を超えて語り継がれる物語を創造したいという彼女の思いが伝わってくる。

本書の発売を記念して、2025年5月16日には大阪・中之島公会堂で永山祐子による講演会「建築から物語を紡ぐ」も開催される。建築ファンはもちろん、デザインや文化に興味がある人にとっても、永山祐子の創造の世界を体感できる貴重な機会となりそうだ。

B5サイズ、224ページの大ボリュームで、価格は3,960円（税込）。Amazonや楽天ブックスなどのオンライン書店でも予約受付中だ。建築の新たな可能性を探る永山祐子の軌跡を、美しいビジュアルと共に堪能できる一冊として、多くの人々の関心を集めそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000540.000084584.html