小豆島に現れた妖怪バス!瀬戸内国際芸術祭で愛らしい「みちしるべぇ」が島中を駆け巡る


瀬戸内国際芸術祭の開催に合わせ、香川県・小豆島の「迷路のまち」で新たな観光の目玉が誕生した。妖怪美術館のキャラクター「みちしるべぇ」をラッピングしたバスが、島内の路線を走り始めたのだ。
このユニークなバスは、小豆島ヘルシーランド株式会社が運営する妖怪美術館が企画したもの。車体全体に描かれた「みちしるべぇ」は、迷路のような土庄本町に突如現れた案内人の妖怪だ。道に迷った人を導くだけでなく、人生に迷った時も寄り添ってくれるという。
妖怪美術館館長で妖怪画家の柳生忠平氏は、「みちしるべぇ」について次のように語る。「妖怪は怖いだけでなく、愛嬌のあるものです。迷路のまちに暮らす人と訪れる人の縁をつなぐ存在として描きました」
バスのデザインは、ポップでカラフルな仕上がりになっている。前面には「みちしるべぇ」の愛らしい顔が大きく描かれ、側面には「ちびしるべぇ」と呼ばれる小さな妖怪たちが百鬼夜行のように並んでいる。
この妖怪バスは、瀬戸内国際芸術祭の期間中だけでなく、会期終了後も小豆島オリーブバス株式会社の通常車両として使用される予定だ。島の至る所を走るため、思わぬ場所で出会えるかもしれない。
妖怪美術館は、900体以上の妖怪造形作品を展示する珍しい美術館だ。4つの古民家を利用した展示スペースを、スマートフォンのガイドアプリを使いながら巡ることができる。「妖怪を世界語に」をモットーに、日本の伝統的な妖怪文化を世界に発信している。
小豆島を訪れる際は、迷路のような街並みを探索しながら、愛らしい妖怪たちとの出会いを楽しんでみてはいかがだろうか。きっと、思わぬ発見と楽しい思い出が待っているはずだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000205.000005189.html