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成田空港で葛飾北斎の「冨嶽三十六景」が巨大化!海外旅行客を魅了する日本美術の新たな展開

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アート・絵画・工芸
絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表
プレスリリースより

日本の玄関口である成田空港で、世界的に有名な浮世絵師・葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」が、最新のデジタル技術によって展示されることが決定した。この展示は、2025年5月1日から9月30日まで、成田空港第2ターミナルの入国手続き前エリアで行われる。

株式会社NTT ArtTechnologyが企画・制作を担当するこの展示では、山梨県立博物館所蔵の「冨嶽三十六景」全47図が、高精細デジタルデータによってプロジェクターで投影される。通常の約28倍というスケールで、北斎の繊細な筆致や鮮やかな色彩を間近で堪能できる。

本展示の狙いは、日本を訪れた海外からの旅行者に、日本美術の魅力を直接体感してもらうことだ。「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」など、世界中で愛される名作の数々を目にした観光客が、作品に描かれた実際の場所や、原画を所蔵する山梨県立博物館を訪れるきっかけになることが期待されている。

NTT ArtTechnologyは、ICTを活用した「分散型デジタルミュージアム構想」の実現を目指しており、本展示もその一環だ。高度なデジタル化技術を持つ株式会社アルステクネとの連携により、「Digital×北斎」プロジェクトを推進。これまでにも様々な展覧会を開催し、好評を博してきた。

成田空港では2024年1月から2月にかけて、第2ターミナルサテライト3階(出国手続き後エリア)で「Digital×北斎 in Narita Airport展」を開催。その際の旅行客からの高評価を受け、今回の展示の実現に至った。

日本文化の精髄である浮世絵と最先端のデジタル技術の融合は、訪日外国人に新鮮な驚きと感動を与えるだろう。成田空港という日本の玄関口で、北斎の傑作に出会えるこの機会は、日本文化の魅力を世界に発信する絶好のチャンスとなりそうだ。

日本美術ファンはもちろん、日本文化に興味のある方々にとって、この展示は見逃せない。成田空港を利用する際は、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000142338.html