デザインの力で地域の名産品が大変身!「金目鯛ごはんの素」が最高金賞を受賞


静岡県下田市の水産加工会社「渡辺水産」が開発した「金目鯛ごはんの素」が、静岡県主催の「ふじのくに新商品セレクション2024」で最高金賞を受賞した。この商品は、しんきん地域創生ネットワーク株式会社と株式会社T3デザインが協力して行った地域活性化プロジェクトの成果だ。
プロジェクトでは、渡辺水産の既存商品「金目鯛炊き込みごはんの素」を元に、添加物を抜き、金目鯛の身を増量した新商品を開発。T3デザインが手がけた斬新なパッケージデザインが、商品の魅力を大きく引き出すことに成功した。
渡辺水産の担当者は「デザインの力を実感した」と語る。白を基調としたシンプルなデザインが、他の赤い商品の中で目立ち、若い女性や観光客の目を引いているという。さらに、高級感のあるデザインにより、高級量販店や高級スーパーなど、新たな販路の開拓にもつながっている。
しんきん地域ネットの担当者は「デザインにお金をかけることで、売上に大きな影響を与え、経営状況も大きく変わる可能性がある」と指摘。地域の中小企業がデザインの重要性を理解し、活用することの意義を強調した。
今回のプロジェクトの成功は、地域の特産品のブランド力向上だけでなく、地域経済の活性化にもつながる可能性を示している。渡辺水産は今後、シリーズ化や季節限定商品の開発など、さらなる展開を検討しているという。
地域の資源を活かし、デザインの力で付加価値を高める。この「金目鯛ごはんの素」の成功事例は、他の地域や企業にとっても参考になるだろう。地域創生と事業者支援の新たな可能性を示す取り組みとして、今後の展開が注目される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000159363.html