最北端の味が世界を魅了!北のはしベーカリーが権威あるデザイン賞で快挙


北海道稚内市の「北のはしベーカリー」が、世界最古のデザインアワード「ニューヨークADC 104th Annual Awards」のブランディング部門で銀賞を受賞した。100年以上の歴史を持つこの賞は、世界70か国以上から寄せられた数千点の応募作品の中から厳正な審査を経て選ばれる、デザイン界で最も権威ある賞の一つだ。
今回の受賞は、北のはしベーカリーのブランドコンセプトから、ロゴデザイン、パッケージ、店舗デザインに至るまでの一貫したブランド体験が高く評価されたことによるものだ。クリエイティブディレクションを担当した鎌田順也氏とブランディングデザインを手がけた三本木千和氏の功績も大きい。
北のはしベーカリーは、最北の地・稚内の素材を活かし、無添加・長時間発酵にこだわった「北のはし食パン」をはじめとする商品を展開している。「毎日安心して食べられる"食事パン"」をテーマに、地域に寄り添うパンづくりを目指す姿勢が、世界的な評価につながったと言えるだろう。
同ベーカリーを運営する株式会社相沢食料百貨店は、1923年創業の老舗スーパーマーケットだ。近年は「がんばる無添加弁当」でご当地スーパーグランプリ2022のグランプリを受賞するなど、地域の食文化を大切にしながら革新的な取り組みを続けている。
今回の受賞について、同社は「最北の地から、身体にやさしい食事パンをお届けすることが私たちの幸せです。この想いを世界で評価いただき、スタッフ一同大変光栄に感じております」とコメント。さらに「今回の受賞を励みに、今後も地域の素材をつかい地域の魅力を国内外に発信できるよう努めてまいります」と、今後の展望を語った。
北のはしベーカリーの挑戦は、地方の食文化や伝統を世界に発信する新たな可能性を示している。この快挙を機に、日本各地の特色ある食文化がさらに注目を集めることが期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000162554.html