2025年の大阪・関西万博で、岡山発の子ども参加型ミュージカル「ハロルド！」が上演されることが決定した。5月12日より、公演チケットの第一次抽選申込みが開始される。

「ハロルド！」は、日本カバヤ・オハヨーホールディングス株式会社が2017年に立ち上げたプロジェクトで、岡山県内の小学生から高校生までが参加する。約2か月半の猛特訓を経て、プロの俳優やスタッフと共に舞台を作り上げる。

今回の公演は、8月12日と13日に大阪・関西万博のEXPOホール「シャインハット」で行われる。チケットの抽選申込みは、万博公式サイト「EXPO2025デジタルチケット」で受け付ける。ただし、「ハロルド！」の観覧には別途万博チケットの購入が必要となる。

ストーリーは、小学6年生の教室にヒューマノイドのハロルドが現れるところから始まる。生徒たちとの交流を通じて、命のつながりや身近な大切なことに気づいていく物語だ。現代の岡山を舞台に、AIと人間の関係性も描かれており、時代を反映したテーマとなっている。

このプロジェクトは、子どもたちの成長を支援するだけでなく、岡山県の魅力を全国にPRする役割も担っている。公益社団法人企業メセナ協議会からは「This is MECENAT 2023」に認定され、2022年には「メセナアワード2022」で優秀賞を受賞するなど、文化・芸術支援活動としても高く評価されている。

大阪・関西万博という大舞台で、岡山の子どもたちが世界に向けて発信する「ハロルド！」。地元の誇れる「文化」として、今後さらなる注目を集めることが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000030303.html