スティーヴン・キング『ビリー・サマーズ』が日本推理作家協会賞を受賞! 翻訳者・白石朗氏が喜びのコメント


ホラー小説の巨匠スティーヴン・キングの最新作『ビリー・サマーズ』が、第78回日本推理作家協会賞の翻訳部門を受賞した。翻訳を手がけた白石朗氏は、この栄誉に対して深い感謝の意を表している。
『ビリー・サマーズ』は、凄腕の暗殺者による最後の仕事を描いたクライムノベルとして始まるが、予想外の展開を経て、最終的には「小説を書くこと」の素晴らしさを讃える作品へと昇華する。キング氏のデビュー作『キャリー』から50年、今なお第一線で活躍し続ける作家の力量が遺憾なく発揮された小説だ。
白石氏は受賞のコメントで、「小説のプロである推理作家協会により顕彰されたことに感慨を禁じえません」と述べ、選考委員や協会員、出版社スタッフ、そして読者への感謝の言葉を述べた。さらに、キング氏の長年にわたる功績に対して敬意を表している。
スティーヴン・キングは1947年生まれのアメリカの作家で、1974年に『キャリー』でデビュー。「モダン・ホラー」の先駆者として知られ、『シャイニング』『アンダー・ザ・ドーム』『11/22/63』など数々の名作を世に送り出してきた。近年はミステリーや犯罪小説の分野でも高い評価を得ており、『ビリー・サマーズ』はその集大成とも言える作品だ。
『ビリー・サマーズ』は上下巻で刊行されており、文藝春秋から2024年4月8日に発売された。ホラーファンはもちろん、ミステリー愛好者にとっても見逃せない一冊となっている。また、電子書籍の試し読み版も用意されているので、気になる読者はぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
日本推理作家協会賞は、その年に日本で刊行された最も優れた海外ミステリーを選出し、作者と翻訳者を表彰する権威ある賞だ。キング作品の受賞は、彼の多才な創作力と白石氏の卓越した翻訳技術が高く評価された証と言えるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000665.000043732.html